脱肛の原因とは?脱肛の知られざる症状や対処法をご紹介します!
脱肛の原因とは?脱肛の知られざる症状や対処法をご紹介します!
【脱肛とは?】
脱肛とは、排便などで力を入れた時に、肛門から直腸の粘膜組織が出てしまう状態です。
飛び出してきた粘膜のことを、痔核と呼びます。
【脱肛の症状】
別名、肛門粘膜脱とも言われる症状です。主に、内痔核が重症化して、肛門の外に脱出する状態を指します。
そのため、脱肛は内痔核が悪化した状態だと扱われる場合が多いです。
出血や、粘液を伴う場合もあります。下着が汚れたり、痒みを感じたりするでしょう。症状の軽い段階では、自然と元に戻る場合が、ほとんどです。
しかし、次第に指などで押し込まなければ、元に戻らない状態になるでしょう。
【脱肛の原因】
加齢や、肛門手術後の障害などにより括約筋が弱くなるとも考えられています。
肛門及び直腸粘膜を支える組織が衰えることで、粘膜が脱出する場合があるのです。
しかし、多くの場合は、内痔核の進行によるものとされています。
粘膜は、分泌液を分泌します。
肛門の外へ粘膜が脱出すると、粘膜部分が刺激を受けて、分泌液が増えます。
さらに、粘膜部分は弱いため肛門外に脱出すると、擦れて傷ついてしまうでしょう。
その結果、出血や痛みなどを伴う場合があるのです。
脱出したままの状態が続く場合も、珍しくありません。
場合によっては一部が壊死し、感染が見られたり腐ることもあります。
そのまま、酷くなると発熱に至る場合もあるでしょう。
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【脱肛の対処法】
対処法としては、脱出した粘膜部分に、外科的な治療を施すことが欠かせません。
輪ゴム結紮(わごむけっさつ)療法で、粘膜脱の部分を処置します。
●輪ゴム結紮(わごむけっさつ)療法
肛門の内側にできた痔(内痔核)に、輪ゴムをかける処置が行われます。
これにより、患部に流れている血液を一度止めて、患部を腐らせることが目的です。
その結果として、患部が落ちます。
この際、同時に患部の炎症などの改善が行われているので安心です。
基本的に、この処置の改善には2週間ほどかかります。
手術によって、痔核を切除しなければならない場合もあるでしょう。
肛門の緩みによって症状が現れている場合、肛門の出口にナイロンなどで出来たリングを挿入し、出口を締めます。
症状を悪化させないためにも、肛門周辺の衛生に気をつけましょう。入浴時や排便時は、清潔なお湯で肛門周辺を丁寧に洗います。
温めると症状は、かなり緩和されるはずです。
洗浄後は、しっかり乾燥させ清潔を維持します。下着は、通気性の良い物が、オススメです。
また、刺激物やアルコールなどの摂取は控えます。
脱肛の症状が深刻な場合は、恥ずかしがらず、肛門科を受診しましょう。
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