切れ痔の原因の1つにストレスが挙げられます
切れ痔は決して珍しい病気ではなく、乳幼児から高齢者まで老若男女誰にでも見られる病気です。
排便時は肛門の皮膚が伸びたり縮んだりします。
そして便が太かったり硬かったりすると便が通過する時にこの部位の皮膚に負担がかかります。
そのため耐え切れずに裂けてしまうことがあります。
ですからこの病気で一番多い原因は便秘となります。
便秘を引き起こす原因はいろいろありますが、女性は男性よりも便秘しやすい傾向にあります。
その1つがダイエットです。
ダイエットによって食物繊維が不足したり食事量が減ったりすることで便秘がちになります。
また、生理前や妊娠時はホルモンの関係等で便秘になりやすい状況にあります。
さらに出産後は授乳による水分不足、不規則な生活によって便秘傾向となります。
これらのことから女性でも20〜30歳代の若い女性に切れ痔は多くみられます。
そして切れ痔は便秘だけでなく下痢によっても引き起こされます。
下痢は柔らかく肛門通過時の負担は少ないとイメージしますが、下痢が続くと肛門の粘膜に炎症がおきます。
その結果、肛門の粘膜が弱くなり裂けやすくなります。
そしてこのような状況下で下痢のような勢いがよい便が通過すると肛門の周りの皮膚が切れてしまい切れ痔となってしまうのです。
腸と脳は神経によって繋がっています。
そのためストレスを感じることによってその信号が腸に伝わります。
その結果、腸の運動に影響を与えて下痢や便秘を引き起こすことが分かっています。
つまりストレスも切れ痔の原因となるのです。
ストレスが原因として知られている腸の病気に過敏性大腸症候群があります。
これは内視鏡などで腸に異常がないにもかかわらず下痢や便秘を繰り返す症状が続く時に診断される病気です。
ですから過敏性大腸症候群も切れ痔を誘発する原因の1つとなります。
またストレスによって肛門の周りの皮膚が硬くなる事も原因の1つとなります。
肛門周辺の皮膚が硬くなり柔軟性をなくすことで裂けやすくなってしまいます。
さらにストレスは腸内環境を悪くしたり自律神経も乱してしまいます。
ですからストレスをためないことは切れ痔の原因の1つをなくすことに繋がります。
切れ痔といえども初期であれば便秘や下痢にならないよう食生活や生活習慣を見直すことで2日〜1週間程度で自然治癒します。
たとえ再発しても排便のコントロールができ日常生活に支障がなければ手術の必要はほとんどありません。
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