脱肛 いぼ痔 違い

脱肛といぼ痔の違いとは

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 脱肛といぼ痔というのは、どちらも腸の一部が肛門から脱出してくるものです。
そのため混同されがちなのですが、この二つには明確な違いがあります。
まず脱肛ですが、これは腸の一部が脱出している「状態」を指しています。
つまり、痛みやかゆみなどと同じような、症状のことなのです。
ですので病気という認識ではなく、症状を表している言葉と捉えるのが正解です。
そのため直腸などが飛び出してくる直腸脱や、手術後粘膜脱なども脱肛と考えるのが一般的です。
こうした脱肛は、肛門括約筋の機能が低下して起こるものが殆んどです。
そのため酷い咳をしたり、便秘などの場合にも起こることがあります。
そうした場合には、手で元に戻すことが可能です。

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では次にいぼ痔ですが、こちらは症状ではなく病気と捉えるのが正解です。
どういったものかというと、簡単に言ってしまえば静脈瘤のコブなのです。
初期の頃には排便時にのみ脱出して、排便が終われば自然と肛門の中に戻っていきます。
そのため自覚症状がなく、気づかない人も多いのです。
しかし症状が進行してくると自然に戻らなくなり、常に外に出た状態となってきます。
こした状態になると、自覚症状が出てきます。
このようにいぼ痔というのは、たとえ肛門から飛び出した状態ではなくても、そこに存在しているものです。
飛び出した状態を表す言葉が脱肛です。
飛び出してくる部分というのは痔核である場合が多いため、混同して捉えられがちなのです。

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